栽培漁業の取り組み
栽培漁業の取組みについて
北海道栽培漁業伊達センター
北海道栽培漁業伊達センターは、えりも以西太平洋海域(函館市南茅部地区からえりも町まで)の広域的栽培対象魚種であるマツカワ(ブランド名「王鰈(おうちょう)」の種苗生産施設として、また、栽培漁業推進のための中核的な役割を担う施設として北海道が整備を行いました。同様の施設として日高管内えりも町にえりもセンターが整備されています。
伊達センターでは、毎年3月頃から採卵作業を実施し、ふ化後、3cmサイズで、一部をえりもセンターに移し、放流サイズの8cmまで中間育成します。
放流サイズまで育てられた100万尾の稚魚は、えりも以西海域の沿岸域に放流され、35cm以上の大きさに育つおよそ3年後に漁獲できるようになります。
北海道栽培漁業えりもセンター
水揚げ推移
平成19年度からの水揚げ推移はこちら→
種苗生産の取組み
北海道栽培漁業伊達センター
放流の様子
かつては北海道沿岸で年に10tほどの漁獲がありましたが、その後1tにも満たない水揚げとなり、「幻のサカナ」と呼ばれるようになりました。
今、えりも以西海域(函館市南茅部地区からえりも町まで)では、この「幻のサカナ」をつくり育て、甦らせようとする取り組みが積極的に進められています。
マツカワ中間育成、放流数